Beauty & Wellness | COLUMN
毎日の練習や試合で、たくさん体を動かす子どもたち。体の中では筋肉や神経が休む間もなく働き、細かなダメージと修復を繰り返しています。そんな「がんばる体」を内側から支える栄養として、注目されているのがEPAとDHAという成分です。

日本のスポーツ栄養分野で発表された研究では、女子長距離選手を対象に、EPAとDHAを約2年間継続して摂取した場合の体内変化が調べられました。その結果、EPAとDHAを継続的に摂取し続けることで、血液中の脂肪酸バランスに変化が起こり、特にEPAの割合が安定して高まることが確認されました。EPAの割合が高まることで、体は激しい運動によるダメージを受けにくくなり、もし炎症が起きたとしても、それを穏やかに鎮める力が高まります。言い換えると、EPAは「体を守るブレーキ役」。無理をしたあとでも、体が過剰に反応しすぎない状態へと導いてくれるのです。
DHAそのものの数値は大きく変わらなかったものの、EPAとDHAを一緒に摂ることで、それらが体内で相互に影響し合い、運動によるストレスの軽減に繋がることがわかりました。長距離選手は、毎日のトレーニングで筋肉や関節に繰り返し刺激が加わります。そうした環境では、体の回復力やコンディションを左右する「EPA」「DHA」がとても重要です。この点は、成長期の子どもにも重なる部分があります。
また、DHAに関しても脳や神経細胞の材料になり得る重要な脂質です。運動中の判断力や集中力、コーチの指示を理解して動く力など、体だけでなく“考えて動く力”にも関わっています。とはいえ、EPAやDHAを摂取するために、青魚を毎日十分に食べることは簡単ではありません。魚が苦手な子も多いでしょう。そんなとき、藻類由来のDHA/EPAサプリメントは、味やにおいの負担が少なく、また、環境面にも配慮された選択肢として注目されています。


成長期に運動をがんばる子どもにとって大切なのは、成長や頑張りを支える「体の土台づくり」です。研究が示すように、EPAやDHAを日常的に取り入れることは、体を内側から整え、パフォーマンスを高める体を作ることにも繋がります。
「よく動くからこそ、よく補う」。そんな視点で、藻類由来のDHA/EPAサプリメントを子どもの食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考文献:Blood Fatty Acid Changes in Female Long-Distance Athletes after EPA and DHA Supplementation for 24 Months
Aki Kawamura, Masaaki Sugita
2020 Volume 73 Issue 5 199-205
Published: 2020
Released on J-STAGE: October 19, 2020