久米島ファーモ

Beauty & Wellness | COLUMN

スーパーフードどころじゃない!

人類まるごと栄養する、
藻類の大きな力

ブーム? いいえ、栄養の原点です

健康でいたい、美しくありたい。それは人類の永遠の願いです。メディアやSNSでも様々な食品がスーパーフードと呼ばれ、入れ替わり立ち替わり話題となります。最近よく耳にする藻類のことも、同じようなものだと皆さんは思っていませんか?
いやいや侮ることなかれ。微細藻類は35億年も前に生まれて以来、生態系の原点として地球上のあらゆる生命を支えてきた、いわば栄養の祖。ただのブームとはワケが違います。そして微細藻類の多くは、数十種類のビタミン・ミネラルに加え、野菜や果物より高濃度のβカロチンを含み、グラムあたりのタンパク質は肉や大豆よりも多くDHA・EPAまで豊富という、まさにスーパーフードを超える万能っぷり。美容や健康の分野で本格的に注目されるわけですね。

ありました。ヴィーガンも安心のDHA/EPA

もう一つ重要なのが、藻類由来の栄養素が非動物性であること。今まで、DHAやEPAといったヒトが体内でつくることができない必須脂肪酸は、主にサバやマグロなどの青魚や魚由来のサプリから摂るのが一般的。そのため魚をあまり食べない人やヴィーガンなど動物性の食事を 避ける人にとって、DHAやEPAの不足は大きな健康課題となっていました。しかし100%藻類由来のものなら、肉や魚を食べない人でも安心して口に入れることができる。このふところの大きさも、藻類由来の栄養が注目されている大きな理由となっているのです。

からだにも、社会にも。藻食系がいい理由

魚を原料とする商品が多いDHA/EPA。でも実は、これらの成分をつくり出しているのは海の微細藻類。魚がDHA/EPAをため込めるのも、藻類を食べているおかげです。私たちも藻類からなら、わざわざ魚を経由しなくてもよりピュアなDHA/EPAを直接的に摂ることができるのです。
また藻類は省資源で効率的に育てられ、成長が早く品質も安定しているのが特長です。海洋資源に頼らず陸上で計画的に生産できるため、海を汚染したり魚を乱獲したりする必要がなく、海洋環境への負荷がほとんどありません。栄養面だけでなく、サスティナビリティの面でも優れた藻類の力。これからのライフスタイルに、なくてはならない存在になりそうです。